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◇愛情教育、この指とまれ◇その476◇まもなく社会人 名産大4年生物語 vol.46 竹澤 伸一

「環境問題を論題にして、チーム分けしてディベートした時は、異様に盛り上がりましたよね?」田中翔くんは、思い出し笑いをしながら語ります。「私たちは最初、水環境、特に利水と治水について徹底的に調べて、その後、上水と下水について調べました。きちんとリサーチしていたので、論題に対して議論を噛み合わせることができました。」

田中くんの話を聴いているうちに、春学期の「地域環境認知論」の授業が蘇ってきました。課題設定からリサーチ、グループディスカッションを経てディベートへと、典型的なアクティブラーニングのプロセスを踏むことができました。

「なにしろ竹澤先生がディベートのプロなので、学生全員対竹澤先生の戦いで、それこそ完膚なきまでやっつけられて、私たちに火が点きましたよね。」そうでした。水道水をめぐるディベートでした。田中くんを始め、学生の皆さんは、しっかりリサーチしていたので、最後まで私に食い下がりました。けれども、私が用意した隠し玉のデータによって、木っ端微塵にされたのでした。

「竹澤先生の授業には、一方的な講義が無いので、いつものめり込みやすいです。それに、自分たちが抱えている課題に対しても、答えに迫らせてくれるので、ワクワク感が常にありました。」

別れ際に田中くんが、こう言いました。「就活に直結する数々のヒントを授業の中でいただきました。ありがとうございました。」

(つづく)