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◇愛情教育、この指とまれ◇その596◇令和の時代を生き抜く 名産大1年生物語 vol.46 竹澤 伸一

桑原光早くんへのメールが、間断なく送られてきています。

「親不孝」様より。「(前略)高1のサッカー選手です。ユースでプレーしています。小1からプレーしているので、10年目になります。(中略)両親が離婚し、母子家庭です。母は、仕事を掛け持ちして、私のサッカーを支えてくれています。この10年間で、母に負担してもらった活動費は、すごい金額になります。(中略)今、高卒でプロの世界に飛び込むか(もちろんチャンスがあればですが)、何とかアルバイトをしながらでも、大学までサッカーを続けるか迷っています。(中略)そんな私には、桑原さんの生き方や、考え方は、大変参考になります。私もめげずに頑張ります。桑原先輩(こう呼ばせてください!)も頑張ってください。(後略)」

「タイムワープ」様より。「(前略)SNSなんてない世界に、ソクラテスやプラトン、アウグスティヌス・・などの思想が、どうやって人々の間に伝播していったのだろう、と考えられる桑原さんは、とても柔らかな頭の持ち主なんだろうなと思いました。(中略)でも、実際はどうなんでしょう?例えば中国の春秋戦国時代には、各地で政治思想家(この表現で良いのかどうかはわかりません)が登場し、自分の思想を利用したり、受け容れてくれたりしてくれる部族(?)を探して旅をしていたと思うのですが、伝えるべき相手をどのように探したのか、よくわかりません。しかも、ものすごく時間もかかったと思うのです。(中略)おそらく紀元前は、今から想像もできないほど、時がゆっくり流れていたのかも知れません。それで、思想が伝わるスピードも、信じられないくらい遅かったのだろうと、想像してワクワクしてしまいました。」

桑原くんに触発されて、高校生2人がこうしてメールをくださる。ありがたいことだと思います。

(つづく)