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◇愛情教育、この指とまれ◇その655◇令和の時代を楽しもう。名産大2年生物語  vol.25竹澤 伸一

糸数礼央(イトカズ レオ)くん。南国の県から、はるばる名産大にやってきました。瞬発力とパワーが必要な、競技スポーツの練習に、日々汗を流しています。

「2年生になって、ゼミの先生もメンバーも、新しくなりました。でも、あっという間に、コミュニケーションが取れるようになりました。」糸数くん、自信を持って話してくれます。初対面で、ファースト・コミュニケーションがうまく行くと、その後の関係にも良い影響を及ぼします。

ところで糸数くん、本人が自覚しているかどうかは定かではありませんが、大変大事なことを言いました。「何かわからないことがあれば、すぐに先生に聞けるようになりました。」と。

読者の皆さまは、不思議に思われたかも知れません。「何かわからないことがあれば、すぐに先生に聞く。」なんて、ごくごく当たり前のことで、小・中学生ではないのだから、ふつうにできることではないのですか、と。

では、改めて読者の、とりわけ成人以上の年齢の方々に問います。「何かわからないこと」を、「わかっていそうな方」に、すぐに素直に「聞いて」いますか、と。思うに、むしろ小・中学生のほうが、「すぐに聞く」ということを素直に実践しています。

これが高校生や大学生くらいになると、「見えない何か」が先に立って、「聞くに聞けない」状況が生じてくるような気がしています。読者の皆さま、当てはまることはございませんか?

糸数くんは恵まれていると思います。フレンドリーさにかけては、どこの教育機関にも負けない名産大の教職員に接し、中でも「超フレンドリーな」ゼミの先生に恵まれました。糸数くん、心穏やかに頑張っています。

(つづく)

※今号でお盆休みに入ります。再開は8月17日(土)となります。