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◇愛情教育、この指とまれ◇その656◇令和の時代を楽しもう。名産大2年生物語  vol.26竹澤 伸一

「来る日も来る日も休みなく、毎日、トレーニングと競技練習に励んでいます。」糸数礼央くんは、胸を張って言います。確かな練習を積み重ねているという、身体から湧き出てくる自信のようなものを感じます。

糸数くんが取り組んでいる競技はウエイトリフティングです。超一流の監督・コーチのもとで、選手個々が安心して競技に取り組んでいることが、広く知られています。まさに目前に迫った東京オリンピックや、毎年開催される国体、インカレや各種の競技会に向けて、高い士気のもと、全部員がまとまっています。

ところで今回は、糸数くんたちウエイトリフティング部員の存在が、名産大の在学生や教職員にまで、好影響を及ぼしている点を、私が感じるままに記したいと思います。

まず、部員の皆さんはストイックです。宿命的に体重制限をしなければならず、特に大会前には我慢を強いられることがあります。それでも、己に打ち克っていく姿が見えるので、つい応援したくなり、我が身を振り返ることにもつながっていきます。また、スポーツ実技系の科目で、TA(ティーチングアシスタント)を務める部員もいます。日頃から部内で、確かな理論と技術に基づいたトレーニングを実践しているので、実技のアシスタントとしても、的確な活動ができます。

それにも増して目を引くのが、礼儀・礼節の正しさです。名産大の、運動系の部員たちには共通して言えるのですが、ウェイトリフティング部の部員は際立っていると思います。世界的なレベルで活躍する部員がいるので注目度が高く、自らを律する習慣が身に着いているのです。

糸数くん、そんな環境にあって、日々、自分の資質を向上させています。プレッシャーの中でも、楽しんでほしいと思います。

(つづく)