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◇愛情教育、この指とまれ◇その659◇令和の時代を楽しもう。名産大2年生物語  vol.29竹澤 伸一

「私は高校生の時に、行事でも部活動でも、最高の体験をしてきたと思っています。そして、その体験を通して、コミュニケーション能力を高めてきたという自覚を持っています。」兒玉啓哉(コダマ ヒロキ)くんは、自信に満ちた口調で語ってくれました。満面の笑顔とともにです。

兒玉くんが、「特別活動の指導法」の授業で語ってくれたことや、SNS発信しているコンテンツを総合すると、少々古い言葉になりますが、高校生活はまさに「青春していた」ということになると思います。学校行事でも部活動でも、多くの時間を、友だちとの輪の中心にいたことが窺い知れます。おそらくですが、兒玉くんの発する「やる気オーラ」のようなものが、周囲を焚き付け、鼓舞し、大きく動かしていたものと思われます。存在感が抜群だったのでしょう。

そして兒玉くんは、「やる気オーラ」を保持したまま、愛知県内から名産大に入学しました。そこで、全国から「色々な乗り」を持った、生活リズムの異なる人間と出会ったのです。兒玉くんの中で、化学変化が起こりました。

「考えれば、当たり前のことなのですが、人って多様なんだなと、改めて思いました。同じ競技スポーツをプレーしている者同士でも、プレースタイルはまるで違いますし、指導者によるアプローチの仕方も異なります。ましてや競技を離れたところで、名産大キャンパスで新たにできた友人・知人関係ですと、価値観が違いすぎて、もはや笑うしかない場面もあります。」兒玉くん、むしろ楽しそうです。

名産大キャンパスでの濃密な出会い、あるいは大学生になって始めたアルバイト先での出会いと、様々な出会いを通して、兒玉くんのコミュニケーションの幅は、どんどん広がりを見せています。

(つづく)