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◇愛情教育、この指とまれ◇その660◇令和の時代を楽しもう。名産大2年生物語  vol.30竹澤 伸一

「名産大サッカー部は、部員100名体制で頑張っています。小さい頃からサッカーをやってきて、1度も途切れることなくプレーを続けることができているのは、すべて親のおかげです。ちょっと口幅ったい言い方を許してもらうなら、私がプレーを続けることが、私の親にとっても大事なのかなと思います。」兒玉啓哉くんは、しみじみと語ってくれました。

私は、兒玉くんの言う通りだと思います。兒玉くんは、二十歳になりました。もはや10数年のサッカー歴があります。ということは、兒玉くんの親御さんにも、同じ年月の「支えてきた歴史」があることになります。もちろん直接お会いしたことはありませんが、息子さんを応援するために、数多くスタジアムに足を運ばれてきたことでしょう。悲喜こもごもの出来事があったに違いありません。その1つの結果として、名産大サッカー部で活躍する今があるのです。

私には、983名の中学校剣道部での教え子がいます。その背後には、2000名近くの親御さんがいることになります。剣道の場合、防具や稽古着、竹刀等をそろえなければならず、それだけでも負担は大変です。それに加えて、地区大会や練成会等の会場校を引き受けた際の運営のお手伝いや、合宿や遠征等へのご協力を、常時お願いしてきました。部活動を円滑に進め、色々な意味での成果をあげるためには、親御さんのご協力が不可欠なのです。

兒玉くんは、「プレーで人を楽しませる」とよく言います。親御さんから見れば、我が子がピッチで躍動している姿は、何物にも代えがたいものだろうと思います。兒玉くん、感謝と向上心を胸に、本日も明日も明後日も、グラウンドで勇躍しています。

(つづく)