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◇愛情教育、この指とまれ◇その704◇令和の時代を楽しもう。名産大2年生物語  vol.74竹澤 伸一

「2年生物語」の連載の、私の編集意図を見抜いたTさんからのメールの抜粋です。

「(前略)2年生物語に登場する、名産大2年生の話題ですが、竹澤先生は、過去・現在・未来(将来)の順で構成されていますね。それぞれの学生の1話目は、昨年(1年生時)からの成長ぶり、2話目は、現在もっとも力を入れて取り組んでいること、そして3話目は、将来のキャリアも含めた展望という構成になっています。過去・現在・未来の、シンプルな時系列の書き方なので、読者には、何の抵抗もなくすーっと入ってくるのだと思います。(中略)あと、どの学生さんにも共通して触れているのが、コミュニケーション力の成長ぶりに言及している点です。名産大全体が、コミュニケーション能力の育成に力を入れているのが、外部から見てもよくわかるので、そのことを意識して3話を構成されていますね。(後略)」

いやいや恐れ入りました。例外的な構成はいくつかありますが、大筋ではTさんのご指摘の通りです。そこで、せっかくなので、Tさんも、読者の皆さまも、もちろん「2年生物語」に登場した面々も巻き込んで、「なぜ、コミュニケーション能力って大事なのか」を、この際みんなで議論してみませんか?

「就活の7・5・3現象」というのをご存知でしょうか?中卒で就職すると7割、高卒で5割、大卒でも3割、初職(社会人になって初めて就いた職業)を辞めてしまう人の比率です。せっかく苦労して就いた職業なのに、もったいない話です。そして退職の理由としてもっとも多いと言われているのが、コミュニケーションの失敗、あるいは不具合です。平たく言えば、入った職場で同僚や上司とうまくいかなかったという理由です。そこで大学でのコミュニケーション能力の育成が大事になってきます。しばらく議論してみましょう。

(つづく)