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◇愛情教育、この指とまれ◇その718◇続、名産大のキャリア支援の今をお伝えします。 vol.8竹澤 伸一

名産大竹澤専門ゼミでは、ゼミへの入会時の約束事として、3年生の夏季休業中に、自ら開拓したインターンシップに必ず行くことになっています。その約束事を、幸い全員が守って、ゼミ生全体で25事業所のインターンシップを体験することができました。もちろん、その事前準備として、エントリー時点で、それぞれがES(エントリーシート)をしたためました。そして、これも幸いなことに、インターンシップのESで落とされた学生はいませんでした。頑張ったと思います。

港湾業、ITソリューション、信用金庫、市役所、商社、観光業、教育産業、スポーツメーカー、スポーツ教室運営、人材派遣業、警備会社、JA、マスコミ・・等々、地に足のついた業界選びをして、出かけていきました。本来は、10月12日(土)に開催される、名産大・名経短大の合同大学祭にて、「就活シンポジウム」と称して、成果と失敗を発表する予定でした。でも大型台風の襲来。半年以上かけて準備してきた企画が「風と共に去りぬ」になりました。残念無念・・。

ところで、ゼミ生たちは、夏季インターンシップで、どのようなことに気づいたのでしょうか?大きく分けると3つあると思います。

1つ目は、他大生と自分の現状を比べて、自分に気づくことができたことです。あるゼミ生が、インターンシップ当日の夜、電話で報告してきました。「先生、正直、自分があまりにも情けなくなりました。」「どうしたの?」「業界に関する知識が、本当に不足していることを、まざまざと知らされました。」「君が行ったところは、〇〇学部の学生が、どうしても強い部分があるさ。ある面、仕方ないさ。」「でも、先生。勉強不足の自分が悔しくてしかたがないです。」「ふーん、悔しいんだ。それは良い体験をさせてもらったね。」

インターンシップは「他と比べての自分」を体感できる絶好の機会です。

(つづく)