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◇愛情教育、この指とまれ◇その758◇ 令和の時代に挑戦しよう。 名産大3年生物語 vol.38竹澤 伸一

「もともとゼミの中でも、突っ込んだキャリア教育を受けてきました。3年次の、夏季休業中のインターンシップも、ゼミとしてマスト(義務)なので、数か所エントリーして参加してきました。それでも自分としては、業界研究がまだまだ不足していると思います。」澤木拓人くんは、自己分析も兼ねながら語ってくれました。

「3年生の秋から、キャリアガイダンスが本格的に始まりました。すでにゼミで実施していたことや、自分で開拓した夏季インターンシップの復習ができるので、有意義な時間です。業界研究と自己分析は、これでやり尽くしたという限界はないと思うので、自分のためにとことん追究したいと思います。」

読者の皆さまの中にも、高校生や大学生の方が多数いらっしゃいます。高卒あるいは大卒で就職する方が大半だと思うので、この際、澤木くんとともに、「業界研究」について少し考えてみましょう。

ある学生が、学校のキャリア支援部門にも相談しつつ、なるべく独力で「業界研究」をしようと思ったら、次の4つの段階があると考えます。第1段階は、「業界ナビ」等の就活支援サイトをリサーチすることです。大手のナビなら、開いて入っていけば、自然と興味のある業界の情報にアクセスできるように設定されています。だからまず、サイトを開いてアクセスすることです。

第2段階は、業界団体が独自に開設しているホームページ等にアクセスすることです。私も日々アクセスして、更新情報を見ていますが、興味深いものが多く、ふと「卒研で使えるよね」と思うこともしばしばです。次に第3段階は、新聞・ニュース・本の活用になります。就活では定番の、経済記事が充実した新聞はもちろんのこと、大きな書店のビジネス関連の棚に居並ぶ、いわゆる「業界本」を斜め読みするのも有効です。そして第4段階は、「業界研究セミナー」や「合同企業説明会」に足を運ぶことです。就活が成功した4年生の多くが言っていることですが、「合説」での企業等との出会いが、自分の一生を左右することがよくあります。

澤木くんは、すでに第4段階まで踏み込んでいます。踏み込んでいるからこそ、迷いが生じるのです。ゼミ担当の教員としては、若干の「交通整理」をしていきたいと思っています。

(つづく)