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◇愛情教育、この指とまれ◇その791◇ 令和の時代に挑戦しよう。 名産大3年生物語 vol.71竹澤 伸一

「できれば、ご縁のできたインターンシップ先に就職できればと思っています。」

古田愛華さんは、期待と不安の入り混じった表情で語り出しました。△△(ある小動物、前号・前々号にも登場)と触れ合い、その魅力を最大限に伝えようとしている施設に就職が叶えば、人生の目標の1つが達成できることになります。

「実は、最初に飼ったペットが△△でした。愛らしく、とてもなついてくれて、たくさんの思い出が残っています。私自身の成長にもつながる存在だったと思います。」

古田さん、一瞬、遠くを見る目になりました。そして、ふと我に返ると、こう言いました。

「ただ飼うだけではなく、救っていきたいと思っています。ペットとして可愛がるだけではなくて、すべての△△を守っていきたいのです。」

古田さんのお話、ある面で、とても大きなものになっていきました。そこで、保護△△・保護☆☆(これも小動物)について、古田さんとともに、少し考えてみたいと思います。今、日本では、各地の動物愛護センターや動物病院などに、△△や☆☆たちが、毎日のように持ち込まれています。飼い主の様々な事情により、飼育できなくなった小動物たちです。今から5、6年ほど前の統計ですが、年間にして全国で20万頭を超えているそうです。そのうち、新たな引き取り手がなくて、やむなく殺処分されているのが約8割に上るとか。看過できない事態になっています。

避妊去勢手術等の普及で、事態は改善方向のようですが、小動物と人間との共生は、課題が多いと思います。そうなのです、人間と動物、特にペットになる小動物との関係は、太古の昔からあるのに、言うならば飼育放棄という事態が進行しているのです。

古田さんが、△△をはじめとする(小)動物について語り出す時、柔和で魅力的な表情が、ますます豊かになるのを感じます。きっと、この度ご縁のできたインターンシップ先に就職することが、天職なのだろうという気がします。そして、その背景にあるのが、動物だけではなく、すべての生き物に向けられた、大きな優しさなのだろうと思います。

(つづく)