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◇愛情教育、この指とまれ◇その868◇アクティブラーニングで開花しました。 名産大4年生物語 vol.58竹澤 伸一

「今、名産大に通いながらも、地域貢献の活動を継続しています。平成25(2013)年に、『コミュニティー・ホッ,ト・たいむ』という名の団体を立ち上げ、尾張旭市の市民活動支援センター登録団体として活動しています。」

岡山順子さんは、爽やかな笑顔とともに語り出しました。なるほど、このようなバックボーンがあるからこその、授業中の大活躍なわけだったのですね。

尾張旭市役所のホームページを閲覧すると、「コミュニティー・ホッ,ト・たいむ」の活動内容が、多岐にわたっていることがわかります。「保健、医療又は福祉の増進を図る活動」「まちづくりの推進を図る活動」「学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動」「子どもの健全育成を図る活動」と列記されています。すごいですね。

実際の活動内容も多彩です。「こども習字」「七宝焼制作」「書道」「着付け同好会」「登校時の交通安全見守り」「出張教室(書道・七宝焼)」そして主な活動場所としては、地元の福祉センターや、出張教室の場合は高齢者施設等となっています。

つまり岡山さんは、名産大で学ぶのと同時並行して、「地域貢献活動」にも従事されてきたわけです。エネルギーとパワーの塊のような方です。

「地域環境認知論」の授業の最初から、どうも岡山さんと波長が合うなと感じていたわけが、これでわかりました。実は私も、実家のある千葉県で剣友会(剣道教室)を主催し、高齢者対象の講座を持ち、環境とまちづくりのためのNPO法人のスタッフとして、今でも活動しています。名産大で、たまたま教員と学生という立場で接することになりましたが、「まちづくりへの貢献」というベクトルの方向性は一致しているわけです。

その言わば「同志」に向かって、(立場上、笑)「虚を突く」アクティブラーニングを仕掛けようと言うんですから、ワクワク感が半端ない(久々登場、古!)です。試みに、昨年春に、現天皇・皇后両陛下が来訪された「全国植樹祭」に因んで、岡山さんも含め参加学生の「虚を突く」アクティブを実施しました。

(つづく)