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名産大×三菱UFJで環境学習支援(実践)

愛情教育と実践教育で学生を応援する名古屋産業大学(MEISAN)。今回は、名産大×三菱UFJによる環境学習支援(実践)を紹介します。


授業風景1

授業風景2

授業風景3

授業風景4

11月20日(木)と21日(金)の2日間にわたり、本学は尾張旭市と連携して推進する「ゼロカーボンスクール教育」のモデル都市づくりの一環として、尾張旭市立城山小学校6年生4クラスを対象に環境学習の出前授業を実施しました。授業は、岡村 聖教授、長谷川 泰洋准教授、大学院博士後期課程のプリ バヌバクタさん、アディカリボハラ プジャさん、パウデル サンジョグさんの5名が担当しました。

授業の冒頭では、環境学習に必要なCO₂濃度測定器をご寄贈くださった三菱UFJ銀行・尾張旭支店長より、子どもたちへ温かい応援のメッセージをいただき、和やかな雰囲気の中で授業がスタートしました。

今回の授業では「植物は光合成によって本当にCO₂を減らすのか?」をテーマに、CO₂濃度測定器を用いた実験に挑戦しました。6年生は授業で「植物のはたらき」を学んでいますが、センサー機器を使って光合成の効果を数値として確認するのは初めての経験です。

まず、児童は7つのグループに分かれ、校庭で「最もCO₂を吸収しそうな植物」はどれかを話し合いながら採取しました。その後、水を入れたペットボトルに植物を挿し、CO₂濃度測定器とともに透明ケースにセットして、光合成前のCO₂濃度を測定しました。

植物に日光を当てている約15分間には、「ゼロカーボンスクールとはどのような取り組みか」「学校生活でCO₂を増やす行動・減らす行動は何か」「自分たちにできる行動は何か」などについて、クラス全体で意見交換を行いました。

光合成後のCO₂濃度を棒グラフで確認すると、どのグループの植物も明確にCO₂濃度を低下させており、児童からは「本当に減っていて驚いた」「植物の力を実感できてうれしかった」などの感想が聞かれました。最も大きくCO₂を減らしたグループでは、その理由についても活発な議論が行われ、実験結果をもとに学びを深めました。

最後まで意欲的に活動に取り組む児童の姿が印象的で、楽しみながらゼロカーボンスクールの理念や環境保全の大切さを実感してもらえる授業となりました。



環境ビジネスコースでは、環境をビジネスの視点で学修し、環境マネジメントのプロを目指します。キャンパス内での学修だけでなく、地域連携などキャンパス外での実践的な学びも大切にしています。