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◇愛情教育、この指とまれ◇その29◇河村陽介先生の情報デザイン系の授業vol.4 竹澤 伸一

 河村陽介先生の情報デザイン系の授業は、賢明な読者の皆さまならすでにお察しの通り、無限の社会貢献の可能性を秘めています。

 例えば二次元(平面)でも三次元(立体)でも、「自分の住む街」のランドスケープを様々なソフトやプログラミングを駆使しして描くことができます。よく小学生が総合的学習の授業で、「未来の街」をクレヨンや絵の具、あるいは色鉛筆で描くことをしますが、画像作成ソフトを使えば、リアルにまちづくりのランドスケープを描くことができます。まちづくりは全国どこの自治体でも喫緊の課題です。画像作成を「企画・発想」できる人材は、必ず引っ張りだこになります。

 また特に東海地方は地震等の大規模災害が将来的に想定されています。その「災害シミュレーション」は、すでに色々な機関でなされていますが、シミュレーションの構成要素は時々刻々変化するものです。その変化に柔軟に対処できる情報デザイン系の技術者は、今後ますます求められていきます。

 市役所のような自治体でも、名の知れた大企業でも、webデザイナーは外注に頼っているところが多いです。河村先生の授業からは「外注しなくて済む我が社の社員」が誕生します。

(つづく)