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◇愛情教育、この指とまれ◇その67◇吉永茂樹先生の実学教育系の授業vol.1 竹澤 伸一

 吉永茂樹先生は名産大において、「職業指導」「生徒指導論」「商業科教育法」等の、いわば実学教育系の科目を担当されています。つまり教職科目のうち、もっとも「実学」に近い部分を担当されています。

 また「教養ゼミ」も担当され、学生の大学教育への円滑な適応を図られています。ではなぜこうした「実学教育」ができるのか。

 吉永先生は名産大に入職前に、長らく私立高校で、商業科目(計算事務、簿記、ビジネスマナー、ビジネスデザイン等)を担当されていました。ですから高校教育界で培った実学教育を大学生向けに柔軟に改編して、教授することができるわけです。

 さらに高校においてHR活動や学校行事などを通して、多くの生徒と「笑い・悲しみ」を共有されてきたので、教養課程の大学生の考えることが手に取るようにわかるのだろうと思います。

 吉永先生は言います。「私が担当する科目は、教職科目とはいえ、すべて日々の生活に直結する内容です。さらに現代はパソコンの普及による情報化社会。ある面、目をキョロキョロさせて、実社会を見極める必要があります。」

 吉永先生の授業を紐解く鍵は「目線」。吉永先生の「目線」を追いかけていきます。

(つづく)