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◇愛情教育、この指とまれ◇その116◇名産大のリアルな学生像 石田進くん vol.6 竹澤 伸一

 「改めて思いますけど、人との出会いって財産ですね。」と石田進くん。「この4年間の大学生活で、ご退職になった方も含めて、いったい何人の先生方とお会いしたのですかね。他の大学では考えられないほど、学生と先生方の距離が近いので、大げさではなく、影響を受けた方々が本当に多いですね。」

 「それに、やはり友人の影響も計り知れないですね。」と石田くん。「私の友人って、3色に色分けできるんですよ。1色目は部活動を通した友人。これは苦労をともにした同志と言えますね。部活動って良い時ばかりではないので、励まし合える友がそばにいるだけで有難かったですね。」

 「2色目は、教職の友人。卒業に必要な単位とは別に多くの単位を取らないと教員免許は取得できないので、途中で脱落しないようにやはり励まし合いました。部活動とは異なりますが、間違いなく第2の同志と言えますね。」

 「じゃあ3つ目ってなに?」と私。石田くんは、ふと遠くを見るような目で、こう言いました。「もちろんゼミの仲間と言いたいのですが、なんか名産大って、キャンパスに集うみんなが友だちっていうか・・、お互いに垣根が無いっていうか。もうすぐ卒業なんですけど、この温かさは一生忘れられないですね。」

(つづく)