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愛知県立 稲沢高等学校

愛知県立 稲沢高等学校 愛知県稲沢市
2010年度から

愛知県立稲沢高等学校との連携授業について 5月27日、愛知県立稲沢高等学校と高大連携協定を結びました。本学からは、伊藤雅一学長が出席し、林広志稲沢高等学校長と伊藤学長が、事業に関し抱負を述べた後、協定を交わしました。 004 (1) 005006 (1) 愛知県立稲沢高等学校環境デザイン科(緑化コース)では、3年前より天然記念物の木曽川堤サクラの樹勢回復活動を県教育委員会の依頼で、老木で栄養不足のサクラを、不定根法という新たに根を出させる方法で樹勢の回復を行っています。しかし、不定根を出させ、新たに栄養が吸収されたという確証を得る測定方法がなく、数値での実証ができないのが現状でした。007 (1) そこで、本学の、二酸化炭素濃度測定ノウハウを提供して、樹木の二酸化炭素吸収能力を確認することを試みることとなり、高大連携事業協定を締結する運びとなりました。 この事業には、三年生が参加の予定で、関連する本学の講義を加え、参加する高校生がより深く、広く学ぶことができるよう計画しています。高校生の科学技術、理科等への興味・関心ならびに知的探究心を高めることを目指しています。 008 (1)009 (1) 二酸化炭素濃度を測定して樹勢回復の効果を確認しようとする試みには、関心も高く、朝日新聞、中日新聞、毎日新聞、読売新聞から取材がありました。締結後、報道機関の方の質問に応える時間には、荒木農場長がパネルを使って説明する場面があったり、締結式に参加した三年生が質問について説明する場面もあり、事業関係者の関心の高さを感じました。