丸岡 稔典

役職教員情報
講師 丸岡 稔典
丸岡 稔典 (まるおか としのり)

障害者権利条約では障害を機能障害のみに起因するものはなく、機能障害を有する者とこれらの者に対する態度及び環境による障壁との間の相互作用により生じるもの、として定義しています。こうした視点から、主に重度身体障害者を対象とし、障害者の地域生活や障害者を取り巻く人間関係、障害福祉制度の評価などについて研究を進めています。 また、これまで大学教育再生加速プログラム(インターンシップ等を通じた教育強化)」担当として産学連携教育の視点からインターンシップの推進と普及に取り組んできました。本学では「長期インターンシップ(企業)」なども担当しています。

専門領域

社会学・障害学・障害者福祉論

担当科目

福祉と環境・地域産業論・多形態コミュニケーション・長期インターンシップⅠ・Ⅱ・Ⅲ

略歴

東京工業大学大学院理工学研究科社会工学専攻博士課程後期修了、博士(工学)。国立(身体)障害者リハビリテーションセンター研究所流動研究員、日本障害者リハビリテーション協会リサーチレジデント、東京工業大学特別研究員を経て、現職。

著書・論文等

・丸岡稔典,2016,「身体障害者運動と介助」池田理知子・五十嵐紀子編著『よくわかるヘルス・コミュニケーション』ミネルヴァ書房,140-141.

・丸岡稔典・土肥真人,2004,「私と他者が共に生きるアイデンティティ―「障害にこだわる」運動との対話から」『解放社会学研究』18号,61- 78.

・丸岡稔典,2006,「障害者介助の社会化と介助関係」『障害学研究2号』2号,70-98.

・丸岡稔典・武澤友広・井上剛伸・麸澤孝,2010,「リハ工学カンファレンスへの障害当事者参加促進の試み」『リハビリテーション エンジニアリング』25-2号,133-138.

・丸岡稔典・井上剛伸・八幡孝雄,2014,「障害者公的介護サービスの地域差に関する研究-頸髄損傷者の公的介護サービス利用状況を対象として-」『厚生の指標』平成26年2月号,5-14.

・丸岡稔典・森浩一・井上剛伸,2014,「重度障害者用意思伝達装置のサポートの体制の課題」『日本生活支援工学会誌』14-1号,32-39.

・丸岡稔典・我澤賢之・井上剛伸,2015,「重度肢体不自由者用ロボットアームが介助に及ぼす影響-経済的効果を中心として」『リハビリテーション・エンジニアリング』30-4号,120-126.

・丸岡稔典,2016,「世田谷における障害者運動の生成と展開―地域像の構想に焦点を当てて」『福祉社会学研究』13号,106-131.

・丸岡稔典,2018,「1990年以降の日本の大学教育におけるインターンシップ理解の過程」『大学教育研究ジャーナル』15号,31-44.

・丸岡稔典,2019,「全身性障害に対するスティグマを共有する「対話」とその条件――重度脳性マヒ者を中心とした芝居作りを対象として――」『社会福祉学』60-1号,89-101.

・丸岡稔典・我澤賢之,2020,「地方自治体の65歳以上の障害者への介護保険優先原則の適用状況」『保健の科学』62(12),851-855.

連絡先

■電話 名古屋産業大学 0561-55-5101(代表)
■Email t-maruoka@nagoya-su.ac.jp