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台湾で環境教育の普及活動を推進

本学は、台湾の苗栗県環境保護局と環境教育の推進に関する協定を結んでいます。この協定に基づく取組の一環として、伊藤雅一教授、岡村聖教授、大学院生の髙木祥太さん(博士後期課程3年)、許容瑜さん(博士後期課程1年)の4名が9月4日から台湾を訪問し、現地の小・中・高等学校の教員などを対象とした環境教育国際フォーラムでの講演を行うとともに、高等学校3校で環境教育を実施しました。

環境教育国際フォーラムには、現地の小・中・高等学校の教員、環境ボランティア114名が参加、伊藤教授は「CO2濃度常時測定データを利用した探究的な学習活動」をテーマに、また、岡村教授は、日本の高等学校での環境教育実践例をテーマに講演を行いました。このフォーラムには、台湾の環境教育学会会長、環境教育協会会長もお忙しい中をご参加いただき、今後の環境教育の普及に向けた有益なコメントをいただきました。

また、現地の高等学校では、伊藤教授、岡村教授の指導の下に、大学院生の髙木さんが研究の一環として、自ら開発した授業プログラムに基づく環境教育の講師を務めるとともに、許さんや育達科技大学応用日本語学科の教員が通訳を担当しました。

高等学校では、1校当たり約5時間の授業プログラムを実施しましたが、長時間の授業にも関わらず、受講した生徒は関心を持って積極的に学習している様子が印象的で、苗栗県環境保護局からも高い評価を受けました。

フォーラム会場

講演

高等学校での授業

学校周辺のCO2濃度調査