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◇愛情教育、この指とまれ◇その6◇学生目線の授業 竹澤 伸一

 名産大の秋学期(後期)の授業も次第に軌道に乗ってまいりました。名産大の授業は「学生目線の授業」です。では「学生目線」とは何でしょうか?学生の実態に合わせた授業という意味です。

 でも授業内容に安易な妥協をしているわけではありません。よく、「分数ができない高校生」の喩えが用いられます。事実上高校で小・中学校の復習がなされているところもあります。では名産大でそれをしているのか、答えは「ノー」です。

 大学は「学問の府」です。名産大は現代ビジネスの特徴を、様々な角度から研究し教育している大学です。現代ビジネスは複雑怪奇。研究者であっても、立ち向かい解析するのは容易ではありません。だからそれをそのまま学生に講義で伝えても理解不能に陥ります。。

 そこで名産大の教員は、様々なアナロジーを駆使します。アナロジーとは喩え話です。小難しい現象を身近でわかりやすいものに変換して伝えるのです。これが「学生目線」の第一歩。次回は「第二歩」をお伝えします。

(つづく)