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◇愛情教育、この指とまれ◇その7◇学生目線の授業、その2 竹澤 伸一

 アナロジー(喩え話)を駆使したわかりやすい授業、について前回記しました。今回は授業を「学生目線」にする工夫、その2です。名産大の教員は皆この工夫を意識しています。全部で4点にまとめられます。

1、学ぶ必要性を喚起すること。学生を受け身にしないために、この授業が「なぜあなたに必要なのか」わかってもらった上でスタートします。

2、学ぶ面白さの発見を促すこと。学びの結果をすぐに得るのではなく、学びのプロセスを楽しむことを理解してもらいます。また学んだ結果、自分に何が起こるのかを予想してもらいます。

3、学びに向かう姿勢を育成すること。学生は一人で学ぶのではありません。協働学習から得られる果実を実感してもらいます。

4、学びの成果を社会貢献につなげること。学んで得たものを社会貢献につなげることでより大きな喜びを体感してもらいます。

 次回から授業者(名産大の専任教員)一人一人にスポットを当て、「学生目線の授業」の具体像を紹介してまいります。どうかお楽しみに。

(つづく)