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◇愛情教育、この指とまれ◇その8◇楠奥繁則先生の経営戦略の授業vol.1 竹澤 伸一

 楠奥繁則先生は「モチベーション」「マネジメント」「キャリア・カウンセリング」そして「経営組織」の専門家です。企業のような組織で働くことの心理的な意味を研究しています。その楠奥先生が担当している授業のひとつが経営戦略。

 経営戦略を言い換えるとマーケティング。 つまり企業が自社の製品をいかに売るか、の戦略を立てることです。そこで必要なのが市場調査。消費者(お客さま)が何を欲しがっているのかを、企業として知る必要があるのです。だから明らかにしたいのが消費者心理。即ち、お客さまの心の中。

 楠奥先生は常に相手の心の中を考えています。当然、受講する学生の心の中にスッと入っていきます。だから学生個々の「学ぶ必要感」をとらえることに長けています。車好きの学生がいるなと思ったらトヨタ、カフェによく行く女子学生のためにはスタバとドトールの経営戦略の違いの解明。

 学生の「学ぶ必要感」を柔軟にとらえた授業展開。これぞ楠奥先生の「授業戦略」と言えます。

(つづく)