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◇愛情教育、この指とまれ◇その9◇楠奥繁則先生の経営戦略の授業vol.2 竹澤 伸一
楠奥繁則先生の「授業戦略」の2回目。学生が「学ぶ面白さ」の保証について。
楠奥先生の「経営戦略」の授業を受講している学生に話を聞くと、楠奥先生の口癖がよく出てきます。曰く「経営戦略を今から考えておくと、将来、就職してからが違うぞ。」
この言葉から、楠奥先生が学生の「今」だけを見て授業をしているわけではないことがよくわかります。目の前の学生が、将来会社に入って、あるいは起業をして、経営者として活躍する姿を想定しながら授業を進めているのです。
でも学生の大半は、入社後直ちに経営者になるわけではありません。下積みから色々なステージを経て、やがて経営にタッチする機会が訪れるのです。そこで楠奥先生のキメの一言。「カッコイイキャリアを積もうね。」会社の中での段階を追ったキャリア形成に思いを馳せさせながら、授業を進行するのです。
主任には主任の、係長なら係長の、課長なら課長の、立場を踏まえた経営戦略があるのです。楠奥先生の経営戦略の授業にはその意味で、学生の確かなキャリア形成の裏付けがあるのです。
(つづく)