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◇愛情教育、この指とまれ◇その17◇冨田裕平先生の会計論の授業vol.1 竹澤 伸一

 冨田裕平先生は税理士です。税理士法人に10数年の勤務経験があります。名産大には冨田先生のような実務家教員がたくさんいます。だから実践的な職業教育ができるのです。

 冨田先生の担当授業は主に会計論。「国際会計論」「環境会計論」「管理会計論」「比較会計論」などです。そして会計の知識・実務を生かして地域ビジネス関係の授業も担当しています。

 冨田先生は豊富な実務経験の中で、企業の決算書や税務申告書などを作成してきました。だから企業のお金の流れ(会計)がすべて、リアルにわかるのです。そこで様々な会計論の授業を通して、学生を「会計の知識を持ち決算書の意味がわかる人材」に育てようとしています。

 では「決算書(財務諸表)が読める学生は何が良いのか」です。勤めた会社の社長や経理部長に一目置かれる社員になれるのです。つまり社長から「君、決算書が読めるんだね。」と目をかけられ、社長の近くで仕事ができる人材になれるのです。これは素敵なことです。同期よりも一歩も二歩も先んじることができます。

 自分のもとで会計論を学んだ学生には幸せになってほしい。これが冨田先生の愛情教育なのです。

(つづく)