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◇愛情教育、この指とまれ◇号外◇ 竹澤 伸一

 以前、この連載の5回目で、「名産大の職員は日本一」と書きました。10月23日(月)早朝、私は以下の事実を確認しました。

 ご存知のように22日から23日にかけて台風21号が東海地方をほぼ直撃しました。この原稿を書いている今、まだ尾張東部からは暴風警報が解除されておりません。

 通常、大学というところは、台風のような自然災害に関することは、マニュアル通りにメールや掲示板で対応します。学生が一番知りたいことは休講情報。スマホ等で確認が可能です。

 ところが名産大のある職員は未明から最寄駅に「駅立ち」して、特に遠方から登校する学生に対応していました。まじめな学生が99%の名産大の学生は、警報の途中解除を想定して早めに動きます。そういう学生のために職員は、「駅立ち」して笑顔で迎えるのです。自分自身は暗い内から車を飛ばして・・。

 ツイッターに情報をあげる職員。電話対応する職員。キャンパスに異常がないか見回る職員。いくつかの大学の現場を経験し、大学の実情をつぶさに知っている私でも、こんな職員を見たことはありません。すべての根底は学生に対する愛情。本学の伝統である「愛情教育」。再度書きます。名産大の職員は日本一です。

(つづく)