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◇愛情教育、この指とまれ◇その25◇冨田先生、星野先生が育てているもの 竹澤 伸一

 冨田先生の授業の中心は「会計論」。星野の先生の授業の中心は「情報処理」。一見、関りがないように見えるかも知れません。けれども過去8回にわたってお二人の先生の授業を紹介してきて、気づかされたことがあります。共通しているのは確かな「スキル」。

 冨田先生の「会計論」の授業をもし読者の皆さまが受講されたら、少なくとも「決算書(財務諸表)」を読み解くスキルが身につきます。もしかしたら一歩も二歩も進んで、「決算書」を作成できるくらいの「スキル」が身につくかもしれません。

 星野先生の「情報処理」の授業をもし読者の皆さまが受講されたら、確かな「情報処理技術」が身につくことでしょう。授業をきっかけにして「情報処理技術者試験」に挑戦して、会社にあるいは社会に有用な人材になり得るでしょう。

 名産大の教員の多くが「実務家教員」であると以前ご紹介しました。この「実務家」の強みの1つは確かな「スキル」を持っていることです。そしてそれを学生に身につけさせる術(すべ)を知っていることです。

 確かな「スキル」があれば実社会で安心して暮らしていけます。名産大の「愛情教育」には「確かなスキル」の裏付けがあるのです。

(つづく)