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◇愛情教育、この指とまれ◇その49◇学生を支える日本一の職員vol.2 学生課、杉本晶子さん① 竹澤 伸一

 名産大における「学生課」の役割は在学生の皆さんの学生生活全般をサポートすること。悩み相談やアルバイトの紹介もします。その「学生課」で一番の元気印が杉本晶子さん。

 開口一番、「私はおせっかいなカウンセラーのつもりでやっています。」とおっしゃいます。「高校まで縛られた生活をしてきて、いきなり大きな自由が与えられるのが大学生。だからややもすると自由に戸惑い、自分を見失う。だから『自立(自律)の管理』ができるようにお手伝いしています。」と杉本さん。

 スポーツ選手のジャージのゴムが抜けていると、ご自身の子育てと重ねてつい修繕してしまう。でも1年生なら100%手を貸しても、2・3年生なら50%、そして4年生なら敢えて千尋の谷底へ・・。これが自立(自律)を促す道。即ち、愛情教育。

 「高卒とは違う大卒の重みを感じてほしいんですよ。」杉本さんはしみじみと述懐します。色々な意味でとても良い子なのに、繊細すぎてポッキリ折れてしまいそうになる学生。杉本さんが良き「聞き役」になっています。表面的な頭の良し悪しではなく、生きていく力や発想力の豊かな学生。杉本さんに何度も背中を押してもらっています。少人数であるがゆえに学生の顔と名前がすべて一致。「4年間の成長のプロセス、見てて楽しいです。」

(つづく)