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◇愛情教育、この指とまれ◇その74◇平井一正先生のスポーツ科学系の授業vol.4 竹澤 伸一

 平井先生の授業の受講生から多くの公認スポーツ指導者が輩出されます。これだけでも大きな社会貢献です。けれども平井先生は現在、「2020東京オリンピック」の候補選手になり得る人材を育てているのです。

 仮にMさんとしましょう。平井先生がMさんと出会ったのが知人の結婚式場。Mさんはその時高校生。新郎新婦どちらかの関係者として参加していたのです。Mさんを見るなり、平井先生は「ビビッと」来たとか。「この人間は日本を代表するウェイトリフティングの選手になる。」と。では、その根拠は?と問う私に平井先生は次の一言。「その子の目つきを見ればわかるんです。」

 「目つき?」Mさんはその時、陸上競技のある種目の選手。平井先生の猛アタックに最終的に陥落(?)してウェイトリフティングの世界へ。今や日本を代表する選手の一人に成長しています。

 「つい先日、通勤電車の車内で、ある高校生を見初めましてね。」と平井先生。やはり「目つき」に惚れて、制服とスポーツバッグから高校と種目を突き止めて電話。紆余曲折の末、名産大に入学してくださることに。また平井先生との「二人三脚成功物語」の始まりです。高校生の皆さん、いいですか?いつ、どこで、最高の指導者の目に留まるかわかりませんよ。

(つづく)