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◇愛情教育、この指とまれ◇その77◇坂本剛先生の社会心理系の授業vol.2 竹澤 伸一
では名産大で「認定心理士」の資格を得たとして、企業に入社後、どのようなポジションに就くことが想定できるか。「大まかに言うと2つ考えられます。」と坂本先生。
1つは「組織経営系の仕事」。例えば人事、教育、研修などを手がける部門です。社員の管理・育成がきちんとしている企業なら、社員の人間関係の調整や、メンタルヘルス等に関心が高いはず。「人の心を科学的に分析し知見を得るトレーニングを積んでいる認定心理士」なら、人的管理の重要な部門に配置されるチャンスが広がります。また将来、経営者になった時、「自己流ではなく思い込みに走らない」人的管理ができる人になれるでしょう。
もう1つは「調査活動のプロ」としてのポジション。例えば自社製品が消費者にどう思われるか(予想)、どう思われているか(実際)の調査をするとします。心理学系の様々な科目で心理実験のトレーニングを積んだ人なら、調査や分析はお手の物。社内のマーケティング・リサーチ部門で、有用な人材として扱われる可能性が大きいです。
心理学は人の行動選択を科学的に解明する学問。その手法を「あなたが」身に着けたら、「選ばれる社員」にきっとなれます。「ビジネス心理コース」、魅力的ですよね?
(つづく)