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◇愛情教育、この指とまれ◇その87◇林敬三先生の経営情報系の授業vol.3 竹澤 伸一

 「パソコン関係の授業なんですが、パソコンは使わないんですよ。」と林先生。「ハードウェアについてもソフトウェアにしても、概論を通して全体像をつかんでもらいます。Eコマースも経営情報システムについても同じ。パソコンのスキルももちろん大事なんですが、情報経営のシステムの全体像を把握しておかないと、業界について中途半端な理解をすることになって危険なんです。」

 そこで授業では「理解」の確認のために、毎回、小テストを課しているとか。あるいは課題を設けてディスカッションをさせているとか。「メルカリかヤフオクか」という選択は典型的な議論の対象。経営と情報の関連を探っていくのには、「ディスカッションは欠かせないツール」だそうです。

 「イントラネットと仮想企業って何ですか?」さて皆さんはどのように答えるでしょうか。「エクストラネットと自動補充システムの関係ってなに?」「IoTって何なのか説明できる?」うーん、わかっているようでわかっていない。この状態をクリアにし、経営情報について視界良好にするのが林先生の授業。

 さて次回。林先生が構想している、「ビジネス・情報・環境」相互の戦略的融合(統合)について、授業にも触れながら考えていきます。

(つづく)