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◇愛情教育、この指とまれ◇その90◇巣宇燕先生の知識情報処理系の授業vol.2 竹澤 伸一
人間の持つ知能とは何でしょうか。「朝起きて」「身支度して」「スーパーに買い物に行って」「必要な物を買って」「家に帰って料理をする」。この一連の行動を、知能を持つ人間は、日々難なくこなしています。しかしこれを、「フローチャート」(流れ図)をつくってコンピュータに書き込むとすると。
「とにかく手順が大事なんですよ。」と巣先生。そのために、前回書いた「習うより慣れよ。」手順に従ってプログラムを書き込んでいくと、例えばゲームの得点が100点から70点なら青、69点から50点なら赤というような「表示ソフト」がつくれるそうです。そうです、ソフト開発ができるのです。
皆さんは「google翻訳」のような翻訳ソフトを使ったことがおありでしょうか。私も時には頼ってしまいます。では「日本語→英語」モード。「良い」と打ち込んだら「good」と出ます。あれ?翻訳ソフトが人間の知能の代わりをしてくれましたね。
巣先生の研究室から育っていった教え子の中には、ジャスダックへの上場企業に勤めてソフト開発をしているような方が出ているそうです。言語や演算などの知的な活動を、見通しを持って「フローチャート」化しコンピュータに書き込む。名産大にはAlにつながる最先端の研究室が存在します。
(つづく)