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◇愛情教育、この指とまれ◇その92◇巣宇燕先生の知識情報処理系の授業vol.4 竹澤 伸一

 巣先生の歴代の「教え子」の中からは逸材が育っています。名産大在学中に「顔認識システム」の開発をおこない、大学院に進学し 種々のプログラム開発に従事したり。やはり大学院に進学し、コンピュータ会社に就職したり。学部卒としても、毎年数名はエンジニアとして就職したり。さらに授業のアシスタントとして、学生のスキルアップに貢献したり。時代をとらえた確かな技術者は、引く手あまたの現状が伺い知れます。

 「Eラーニングとして遠隔からの授業が主流になると、黒板は不要になるかも。あるいは極小のロボットが体内に入り治療するとか、料理も買い物もロボットが肩代わりしてくれるとか・・。Alには大きな可能性があります。」と巣先生。

 「しかし・・」と巣先生は一瞬顔を曇らせました。「自己学習が可能になったAlは、暴走する危険をはらんでいるのは確かなのです。」その瞬間私は、ハリウッド映画の「ターミネーター」を思い出したり、マイクロソフトが開発したAlロボットである「Tay」の暴走事件を思い返していました。

 巣先生は「知識情報処理技術の粋」を結集したAl(人工知能)のすばらしさと可能性を十分認めつつも、冷静な科学者の目で、その限界も見据えていらっしゃるのです。

(つづく)