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◇愛情教育、この指とまれ◇その97◇名産大のリアルな学生像 鈴木克吉くん vol.3 竹澤 伸一

 12月のとある木曜日の5限の授業。16時20分の開始時刻の5分前に、息せき切って鈴木克吉くんが教室に駆け込んできました。「どうしたの?」「先生、すみません。KIKUTAKEルミナの点灯式に出なければならないので、授業2、3分遅れていいですか?」

 「KIKUTAKEルミナ」とは、毎年、名産大と名経短大の学生がクリスマス前に、手づくりのランタンを持ち寄り、中にLED電球を入れて電飾(イルミネーション)として点灯する行事のことです。ランタンは牛乳パックの再利用。名産大・名経短大ならではの行事です。ランタンには学生の、思い思いの願いが書き込まれ、それが夜に浮かぶ様は幻想的な感じでいっぱいです。

 「そうか、鈴木くんは学友会の役員だったな。」そう、学友会。大学によっては学生会とも言います。小学校なら児童会、中・高等学校なら生徒会。聞くところによると、複数の部活動やサークル活動に関わっている鈴木くんは、周囲から請われて学友会の役員になったんだとか。

 学友会には春夏秋冬、色々なイベントが依頼されます。それをいつ何時でも飄々とやってのける鈴木くん。そう言えば先日、学生課のある職員の方が、「鈴木くん、このロゴの図案、ちょっと考えてくれないかな。」と頼んでいましたね。

(つづく)