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◇愛情教育、この指とまれ◇その105◇名産大のリアルな学生像 金島未来さん vol.3 竹澤 伸一

 「良き友は良き友を呼ぶ。」私はこれは真実だと思います。金島未来さんと鈴木克吉くん。お2人は名産大の学友会で出会いました。飄々と仕事を進める鈴木くんに対して、おそらく金島さんは理詰めで対処しているものと思います。このコンビネーションは絶妙だろうなと察します。

 「大学祭の準備は、気が遠くなるほど長い準備が必要になります。例えば芸能事務所との折衝。事務所のサイトの中に交渉のためのサイトがあります。昨年・一昨年の経験があるので担当窓口はわかっています。でも、こちらが『お笑いライブ』に来てほしい芸人と、あちらが出したい芸人は必ずしも一致しません。もちろん費用の問題もあります。場合によっては、同日に他大との掛け持ちになる場合もあります。実を取りたいので容認します。」これぞ交渉の妙。金島さんは堅実さが際立っています。

 読者の皆さまは「実務家」という言葉をご存じでしょうか。「理論だけに走らず、確かな現場経験を踏んで、その経験の中から真理や真実を見つけ出す人」のことです。金島さんのお話の中には、「この交渉で〇〇日、この芸人さんの費用は〇〇円・・。」という具体例がスラスラと出てきます。「実務家」として育ちつつある証(あかし)だと思います。

(つづく)