NSU News

◇愛情教育、この指とまれ◇その132◇名産大のリアルな学生像 大城晧介くん vol.6 竹澤 伸一

 「私が長い長い試行錯誤の末、生まれ育った沖縄県に戻る決心をしたのは、まさに名産大で学んだからこそです。」と大城晧介くん。今、語っている場面は、名産大のある日のオープンキャンパスでの、「学生によるトークショー」です。その日、名産大を訪れた高校生と保護者の方を前にして、学生1人1人が飾ることのない自分を語ります。

 「私は母校の高校と、名産大にあるウエイトリフティング部のご縁で、この名産大に来ることができました。1年生の頃は、毎日ホームシックにかかり、地元に戻りたいと思うことが何度もありました。でも、『何か1つでいい。身につくものができるまでは帰らない。』と固く決意していたので、なんとか踏ん張ることができました。ではその『1つ』とは何か。『やり続ける心』です。」

 大城くんが「やり続けたもの」。ウエイトリフティングの練習。学修の準備。「やり続けた」からこそ、大きな自信につながったそうです。「やり続けることができたのは、名産大の先生方や職員の方々のおかげです。ある時から私は、学内の業務を補佐するアルバイトを始めました。すると職員の方々から、  毎日のように声をかけていただけるようになりました。この名産大の温かさを、故郷に帰って多くの人々に伝えたいのです。」

(つづく)