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◇愛情教育、この指とまれ◇その140◇名産大のリアルな学生像 小松崎賢也くん vol.2 竹澤 伸一

 「サッカー部での思い出ですか?色々ありすぎて1つには絞れないですね。」と小松崎賢也くん。「それでも、近県のスタジアムに合宿に行って、旅館に宿泊した時に、東海3県のみならず、全国のサッカープレイヤーと交流できたことが、私にとって大きな財産と言えますね。単にサッカーの技術的なことだけではなくて、サッカーに取り組む姿勢や、それこそ私生活の送り方まで学ぶことができたんですよ。」

 さらに小松崎くんの体験談は続きます。「ある遠征合宿の際、たまたま女子サッカー日本代表チームと同席したんですね。ふだんテレビでしか見れない選手の皆さんですよ。色々な意味で興奮しました(笑)。そこで1つのことに気づかされたんです。」私は思わず身を乗り出しました。

 「彼女たちの動きには、いっさい無駄がないんです。フォーメーション練習でも、フィジカルトレーニングでも、もちろんミニゲームでも。淡々とこなしているように見えるんですけど、すべての選手、あるいはコーチなどのスタッフが、『次に何をすべきか』理解して動いているんですね。日本代表になるレベルの人たちは、そこが違うんだということを、いやというほど気づかされましたね。」

 私はふと思いました。それに気づくことができる小松崎くんも素晴らしいのだと。

(つづく)