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◇愛情教育、この指とまれ◇その171◇アクティブラーニングは学生が主役 vol.1 竹澤 伸一

 現在、小学校から大学(大学院)まで空前の「アクティブラーニングブーム」と言っても過言ではないと思います。某大学の某先生が、アクティブラーニングを最初に定義したと言われているので、その内容を一応記しておきます。「一方的な講義を聴くという受動的学習を乗り越えるための、あらゆる能動的な学習のこと。能動的な学習の例としては、書く・話す・発表する・討論する・ディベートする・・等があり、インプット(内化)したものをアウトプット(外化)するプロセスを伴う。」私流の解釈も入れて一部改変しました。

 たぶん要するに、「受け身の授業でなければ何でもアクティブラーニングになり得る」ということではないかと思います。ただ意外と多くの「自称アクティブラーニング論者」が言っている「妄言」があるので、アクティブラーニングを推進している者の端くれとして、最初に正しておきたいと思います。それは、「アクティブラーニングは大学から始まったものではない。」という事実です。

 これからしばらくの間、「アクティブラーニングは学生が主役」というタイトルで連載をいたします。もちろん名産大が、「学生本位のアクティブラーニング」を目指しているからこそ、実現する連載となります。その中で、私自身の授業の紹介もいたします。

(つづく)