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◇愛情教育、この指とまれ◇その184◇アクティブラーニングは学生が主役 vol.14 竹澤 伸一

 「地域環境認知論」という授業で学生たちは、ゴミ問題に関して関心を深めていきました。ゴミ処理に関して、知っているようで実は知らない問題がたくさんあることに気がついたのです。「燃えるゴミが週2日回収される根拠」を問われて、読者の皆さまは明確に答えられるでしょうか?

 考えても、書籍やインターネット等で調べてもわからない時、読者の皆さまならどうしますか?私なら、知っている方に聴きに行きます。で、「地域環境認知論」の受講者である学生たちは、名産大の地元である尾張旭市役所に取材に出向くことになりました。「行ってみて初めてわかることがある。」を実行したのです。

 せっかく市役所に取材に行くのだから、質問は1つではもったいないということで、事前調査(市役所のホームページや市役所発行のパンフレット等から)を積み重ね、10個の質問を用意しました。自分たちが疑問に思うことを掘り下げて、それを質問に変えるというプロセスを学んだ学生たちは、自然発生的にグループを作って取材に備えていきました。さすが大学生。コツをつかめば行動は早く的確です。

 取材当日、市役所までの行き帰りの時間も含め90分の行程。尾張旭市役所環境課の全面協力を得て取材開始です。

(つづく)