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◇愛情教育、この指とまれ◇その224◇名産大新入生の夢をご紹介します。 vol.34 竹澤 伸一

 他大学の受験も経て、最終的に姉妹校から名産大に進学した各務湧登くん。受験勉強に対して、陰に日向にアドバイスをしてくださった担任の先生に、心から感謝していると言います。そしてその延長線上に、「教師をめざしてみようかな。」という気持ちが湧いたと言います。

 ところで各務くんが通っていた名産大の姉妹校。「資格・検定は一生の財産」を合言葉に、生徒に対して懇切丁寧な指導をしています。「資格・検定」を、社会で優位に活躍できるための専門的な技術や知識と位置づけ、大学や短大への進学はもちろん、多くの職場へも人材を輩出しています。

 かつて中学校教員であり、現在は大学教員である私の目から見ても、各務くんの母校の「個性教育」は傑出していると思います。クラスを「小さな社会」と位置づけ、集団生活の重要性を感じ取ってもらいます。その中で自分の「個性」を発見し、それを集団の中で発揮し、集団で役立てることを教えるのです。巷(ちまた)に見られる「自分勝手な個性」「個性をはき違えた個性」ではなく、「集団の中で輝く個性」を追求しているのです。

 各務くんを導いてくださった姉妹校の先生も、彼と一緒に名産大を選んでくださったのだと思います。選んでいただいた我々は、各務くんの「個性」をさらに引き出す必要があります。

(つづく)