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◇愛情教育、この指とまれ◇その247◇名産大新入生の夢をご紹介します。 vol.57 竹澤 伸一 

 芹沢諒(セリザワ リョウ)くんの「夢」。 「小さい頃からの夢はプロのサッカー選手になることでした。小さい頃は、そんなに難しいこととは考えてはいなかったのですが、上には上がいることを中学・高校で実感してきました。」

 でも芹沢くんは、プロになることをあきらめてはいません。名産大サッカー部で、日々の練習で自分を磨き上げています。では、芹沢くんのモチベーションの源泉はなんでしょうか。

 ずばり「親御さんへの恩返し」です。学費、生活費、家賃・・。大学生活は、間違いなく物入りです。それに部活動関係の費用。この親御さんの経済的負担に報いるために、プロになって稼いで、ある面出世払いで、恩返しをしたいと言います。

 今年も、名産大1学年必修科目である「現代ビジネス概論」の講師に、「原田メソッド」の提唱者である原田隆史先生が招かれました。「目標達成法」の実践者、啓発者として、学生にとって有用なお話をされていきました。原田先生は口癖のように「目標と目的」の大切さを説きます。芹沢くんに当てはめるならば、たぶんプロサッカー選手になって稼ぐが「目標」で、親孝行するが「目的」になると思います。

 芹沢くんの、「親孝行」への思いが強ければ強いほど、「目的の目標への転化・具体化」が起こるのでしょうね。

(つづく)