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◇愛情教育、この指とまれ◇その267◇名産大2年生の成長物語をお届けいたします。 vol.7 竹澤 伸一

 松村一輝くんは、将来、スポーツトレーナーになることを目指しています。そのことを、私の知り合いの、現役のスポーツトレーナーに話したら、こんなアドバイスをいただきました。

 「ケガや故障で、鍼(はり)やマッサージ、整体などを経験したことがあるなら、その経験をぜひ活かしてほしいです。そしてもし、スポーツトレーナーを一生の仕事にするのなら、大卒後でも決して遅くはないので、整体師の資格などを取ることをおススメします。なにせ私自身、会社員を数年経験した後で、この道に入ったのですから。」

 彼は、私の脚の治療を続けながら、さらにこう言いました。「私のところには、将来有望なプロ・アマのアスリートが、たくさん通ってきます。筋力トレーニングの指導がメインですが、メンタル面の相談も、不調なところの治療も同時におこないます。理想的なトレーナーは、筋力、メンタル、そして治療を同時並行しておこなえる人だと思います。1人のアスリートを、あらゆる角度からケアできてこそ、たくさんのリピーターを持つトレーナーになれるだと思います。」

 前回書いた通り、松村くんは冷静な分析力を持つ学生です。フィジカルとメンタルの「同時性」を、本質的なところで理解しています。ぜひ名産大で、経験値を増やしていってほしいと思います。

(つづく)