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◇愛情教育、この指とまれ◇その294◇名産大2年生の成長物語をお届けいたします。 vol.34 竹澤 伸一
「名産大では、多くの授業でグループワークがあり、お互いに初めて会話をする機会がたくさんあるので、自然にコミュニケーション能力がついてきている気がしますね。」と語るのは福村涼太(フクムラ リョウタ)くん。入学して1年半が経過して、コミュニケーションを取ることに、だいぶ自信がついてきたそうです。
ただ、グループワークやグループディスカッションには、コミュニケーションの段階性があります。1つの課題について会話が必要な時、「まず口火を切る」「流れを変える」「提案する」「まとめる」などの、場面ごとの段階性が出てきます。
福村くんは、「最初に誰かに話しかける」即ち「口火を切る」ことが、未だ少し苦手なんだそうです。これはきっと誰でも同じですよね?
私は、「口火」のきっかけは「質問」だと思っています。毎日のように、アクティブラーニングの授業で、学生同士を戦わせて(笑)いますが、議論のきっかけとなるのは「質問」です。授業内容でも、ゼミの課題に対しても、常に「質問」してやろうと構えていると、自然に「口火」を切れるようになります。だから「質問」できる自分、「質問」できる学生を養成することを意識しています。
福村くんに対して、「なぜ?」「どうして?」を繰り返していきたいと思います。
(つづく)