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◇愛情教育、この指とまれ◇その303◇名産大2年生の成長物語をお届けいたします。 vol.43 竹澤 伸一

 「高校生の頃までは、自分に興味がないことに話を合わせていくなんてことは、面倒に感じていました。けれど大学生になったら、かえってそういう異質なことが楽しくなってきましたね。」こう語るのは工藤航太(クドウ コウタ)くん。とても目力のあるスポーツマンです。

 2年生である工藤くんの、1年生時の学修ぶりを垣間見て感じたことがあります。社会認識を広く広くしようという意図が感じられることです。歴史、地理、宗教、法律、ビジネス、経営学、社会学・・。高いレベルでスポーツに取り組んできた工藤くんにとって、こうした教養あるいは専門基礎的な学修は、少々異質であったかも知れません。しかし、学修の翼を思いっきり広げることで、大学生活の学問的基礎のようなものを、とても上手に身に着けたように感じます。

 これが2年生になると、学修の焦点化が図られていきます。商業系、心理系、そして情報系に絞ってきているなという意図が見えるのです。そこにしっかり教職系も乗ってきているので、実にバランスの良い学修プランになっています。もちろん教養ゼミの担当教員や、友人との相談が実を結んでいるのだとは思いますが。

 後々ご紹介しますが、工藤くんには明確な人生プランがあります。目的があって目標が立っているのです。とても頼もしいです。

(つづく)