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◇愛情教育、この指とまれ◇その312◇名産大2年生の成長物語をお届けいたします。 vol.52 竹澤 伸一

 前回までの連載で、名産大の2年生を16人取り上げました。ありがたいことに、整理し切れないほどのメールをいただいております。もちろん、個別にはもれなく返信させていただいておりますが、どうやら読者の皆さまの関心は、名産大のコミュニケーション能力の育成法にあることが分かってまいりました。また、私(竹澤)個人に対する質問も多くあります。「どうしたら学生さんは、心を開いて質問(取材)に答えてくれるの?」と毎週のように問われております。

 そこで、「名産大のコミュニケーション能力育成法」について、まず端的にお答えいたします。ずばり「切れ目のないシラバス」。「シラバス」とは、科目ごとの授業計画のこと。教養・専門基礎・専門・キャリア・・、実は現代ビジネス解明につながるすべての科目群に、もれなくコミュニケーション能力育成の場面があるのです。単なる講義一辺倒で15回が終了してしまう科目はありません。しかも学生を、むりやりコミュニケーションに追い込む手法も取りません。自然に発言・発信ができるように、場を整えていくのです。

 そして数々の、短期・長期のインターンシッププログラム。学内で十分にコミュニケーションの準備を整えてから、企業等に送り出します。名産大に通って、授業を受けさえすれば、不思議にも、いつの間にか、受信・発信ができるようになるのです。

(つづく)