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◇愛情教育、この指とまれ◇その335◇名産大2年生の成長物語をお届けいたします。 vol.75 竹澤 伸一

 「大学生になってアルバイトを始めました。大学外の人たちとのコミュニケーションの幅が、間違いなく広がりましたね。」半田彪人(ハンダ アヤト)くんは、しみじみと語ります。大学生同士のつながりを「横のネットワーク」とするなら、半田くんが作りつつあるアルバイト先でのつながりは「縦のネットワーク」と呼べるかも知れません。

 ところで前々から気になっていたのですが、今時の大学生のアルバイト事情は、どんな感じなのでしょうか。まず頻度。週3・週2で全体の7割くらい。次に業種。飲食と販売(コンビニなど)で、これも7割くらい。

 では「バイト選びのポイント」は?「シフトの融通度」「時給」「自宅・大学からの距離」「仕事への興味」「雰囲気」と続きます。仮に、この5つの条件が、入ってみて入る前と違っていたら、「10人に1人は10日以内で辞める」といった状況のようです。「人手不足」になるわけですね。

 さらに、「アルバイトをしてみて身に着いたと思うこと」はと問うと、「責任感」「接客術」「金銭感覚」「言葉遣い」「時間管理」と続きます。2場目・4番目こそ、まさにコミュニケーション能力そのものですね。

 半田くんから最初に出てきたお話が、アルバイトのこと。そこでやや深入りしました。で、半田くんが、アルバイトのことから話し出した理由は、次回紹介する、半田くんが現在頑張っていることに直結するからなのです。

(つづく)