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◇愛情教育、この指とまれ◇その341◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.1 竹澤 伸一

 名産大において、私は、主に3つの場面で3年生と出会っています。1つは、「地域環境認知論」などの専門科目で。もう1つは、「社会科・公民科教育法」という教職科目で。そしてもう1つは「専門ゼミ」で。3年生となると、すでに十分に「自分の色」を持っているので、それぞれの学生を描く内容がぐっと濃くなります。

 今回、研究室や教室、あるいは学食や廊下、はたまた学内のコンビニや、場合によっては学外の飲食店等で、1人1人の個性的な人生についてインタビューをしました。

 私が、「ちょっと話を聴きたいんだけど。」と言って近づいていくと、これまで連載を続けてきた50名ほどの1・2年生は、さすがに少し身構えました。けれども、3年生に同じ迫り方(笑)をすると、「はいはい、待ってました。ようやく私の出番ですか。」と、余裕しゃくしゃくなのです。やはり、学生と教職員、あるいは学生同士、距離が近い中で濃密な時間を過ごしてきているので、ある面での自信ができあがっているような気がします。

 「私で良ければ、何でも聴いてください。」いや、うれしいものです。だから、1年生は原則2回、2年生は原則3回連載したのですが、3年生は4回ずつ行ってしまいます。それでも足りないほどの体験を積んできている学生がたくさんいるのです。

 さあ、3年生編、いよいよスタートです。

(つづく)