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◇愛情教育、この指とまれ◇その351◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.11 竹澤 伸一
「どのような職業が、自分に向いているのでしょうか?」ゼミ生の中嶋涼太くんに限らず、大学生から毎日のように発せられる問いです。私はこの問いを、「人生の問い」と呼んでいます。それぞれの人生において、もっとも重要と思える問いだからです。自分の職業適性を自問自答する。特に、真面目な大学生なら、日々、この自問自答の繰り返しです。
中嶋くんは、教員、ある種の公務員、そしてある業界の会社員と、三つ巴で考えています。出会ってから、私と、所属する部活動の恩師と、それから親御さんと、4人4脚で進路について考えています。さらに方針が具体化してきたら、キャリア支援課の面々も加わります。
大学生が、自分の将来の進路に直面する時、就活するエリア(地域・地方)が問題になります。中嶋くんの場合、出身である東北のある県にUターンするのか、名古屋を中心とした中京圏で考えるのか、はたまた全国区にするのかも考えどころです。
私は、ゼミこそ「キャリア支援の本丸」と位置づけています。公務員系であろうと民間であろうと、業界研究から履歴書指導、面接対策と、時間を問わず徹底的におこないます。すでに中嶋くんも、その洗礼を受けつつありますが、竹澤ゼミの名物の1つに「朝活」というものがあるのです。この「朝活」は、ある面、必修科目となります。
(つづく)