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◇愛情教育、この指とまれ◇その363◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.23 竹澤 伸一
「私は、自分のゼミ生に対してはまったく遠慮しないよ。場合によっては、朝活(あさかつ)と言って、平気で朝7時に研究室に呼び出すけれど、大丈夫?」昨年の、ある秋の日、「ゼミ希望」の面接で、研究室を訪れた小塚翔太くんに、私が投げつけた(笑)言葉です。朝活は滅多に発動はしませんが、卒業研究のこと、あるいは就活のことで、どうしても必要と判断した時は、躊躇(ちゅうちょ)なく断を下します。現4年のゼミ生は、1度ならず朝活の洗礼を受けています。
「自分で言うのもなんですが、朝活くらい何でもありません。長年、野球で鍛えていますので、こう見えても、根性だけは誰にも負けません。」この一言で、小塚くんの入ゼミが、事実上決定しました。
3年生になったある日、小塚くんから、こんな報告を受けました。「実は野球部で、マネージャーに就任することになりました。ある面、プレーから離れることになりますが、これからは自分の人生のために、マネージメントを学んでいきたいと思います。」
なるほど、実に小塚くんらしい選択だなと思いました。小塚くんは言います。「マネージャーの『イロハのイ』は、挨拶と礼儀だと思います。今までも気をつけてはいましたが、この2つを一層磨いて、部のため、部員のため、そして私自身の素養のために、励んでいきたいと思います。」
(つづく)