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◇愛情教育、この指とまれ◇その368◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.28 竹澤 伸一

 「3年生になって、特に授業の中で発言する意味を、深く考えるようになりました。」こう話してくれたのは田沢拓矢(タザワ タクヤ)くん。愛知県内の私立高校から、名産大を選んでくれた、精悍(セイカン)なスポーツマンです。

 スポーツの世界、とりわけ団体競技では、味方同士のコミュニケーションは命です。言葉、アイコンタクト、ボディランゲージ・・、スムーズなコミュニケーションこそ、勝利への鍵になります。

 ところで、たぶん大切なのは、その先です。チーム内で培ったコミュニケーション技法を、チーム外に転化できるか、です。言い換えれば、「慣れた相手へのコミュニケーション技法を応用して、初対面の方への技法に転化できるか」です。

 田沢くんは、その点、見ていて安心感があります。授業内でのコミュニケーションの取り方は、なかなか堂々としたもので、大きな可能性を感じさせます。私が耳にした、いくつかの場面でも、田沢くんはTPOをわきまえた対応をしているようです。

 田沢くんの力の根源になっているものの1つとして、名産大学内インターンシップであるGSBも挙げられると思います。次回は、このGSB(名産大グリーンソーシャルビジネス)について、少し触れてみたいと思います。スポーツマンの田沢くんにとって、GSBでの体験は、違った角度の経験値のアップになったはずです。

(つづく)