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◇愛情教育、この指とまれ◇その373◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.33 竹澤 伸一

 片寄槙也くん。実は高校の頃から、ウェイトリフティングの一流選手として、全国で活躍してきました。3年生の時の、全国高校選抜大会では、堂々の第3位。表彰台に上がっています。また同年の国民体育大会でも、県を代表して出場し、入賞を果たしています。

 もちろん、名産大に入学後も、数々の大会に出場し、変わらず出身県を代表して、国体にも出場を続けています。片寄くんは言います。「名産大に入学し、ウェイトリフティング部でお世話になって、明らかに記録が伸びました。それもこれも、平井一正先生を始め、スタッフや先輩方のおかげです。この上は、名産大の名をもっと高めて、有望な高校生を集めるために、全力で貢献したいと思います。」

 ウェイトリフティングは、基本的には個人競技です。自分との戦い、記録との戦いになります。しかし、片寄くんの意識は、もう1段階、2段階上を行っているような気がします。即ち、自分が活躍することで、自分が所属する組織の名声を上げたいという意識です。どうですか、読者の皆さま、これが片寄くんの「紳士」たる所以(ゆえん)です。「紳士」は、人の見ていないところで、たゆまぬ努力をして、しかも自分以外の何者かのために尽くすものです。

 当然、片寄くんの「紳士たる資質」は、数多くの授業でも、遺憾なく発揮されています。次回は、そのあたりを・・。

(つづく)