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◇愛情教育、この指とまれ◇その377◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.37 竹澤 伸一

 「いや、まさか小学校に割り当てられるとは思ってもみませんでした。今、定期的にA小学校(仮名)にボランティアに通っていますが、まさにすべてが『未知との遭遇』であり、毎回、本当に学ばせていただいています。」

 福嶋翔悟くんが言う「小学校でのボランティア」とは、名産大が立地する愛知県尾張旭市の教育委員会を通して派遣された「学校生活補助員」のことです。校内で生活する小学生(児童)の様々な場面に立ち会い、教職員の方々の補助をおこなうボランティアのことです。「将来、教員になる気MAX」の福嶋くんにとって、まさに時宜を得たボランティアと言えると思います。

 長らく公立中学校の教員をしていた私でさえ、もし小学校に派遣されたら、福嶋くんではありませんが、毎日・毎時間・毎分・毎秒、「未知との遭遇」状態に陥ると思います。ところが福嶋くん、なにしろ「対人コミュニケーション能力の塊(かたまり)なので、おそらく苦労はしながらも、児童(小学生)との距離感を、うまくとっているものと思われます。

 それにしてもA小学校(仮名)の教職員の皆さまは、福嶋くんを、色々な場面で育ててくださっているようです。ゼミ担当の教員として、心底、ありがたく思います。福嶋くんの「心のチャンネル」は、元気な小学生の中に溶け込んで、とても豊かに広がっています。

(つづく)